今日で一つの終わり。

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2月に記事「気まぐれ栗ニュース」でお伝えしました会社の状況の続きです。


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その後どうなったかといいますと・・・

2月以降の経緯
 ・5月下旬に派遣先から会社に戻りました。
 ・その時点で辞めてほしいと言われました。
 ・理由を尋ねましたが「派遣先から戻されてきた。」「次がもうない」
 ・さらに派遣先からどのようなクレームがあったか尋ねました。
  何度聞いても「いろいろあるんじゃないかなぁ」と明快な答えはもらえませんでした。(かなぁ・・・って)
 ・会社側都合という事にするので納得してほしい。
 ここまでで、とりあえず月末まで休みをもらいました。
 会社側としても1週間考えると言ってもらいましたが「口だけ」なことは明白なオーラがでていました。

その1週間の期間に。

・労働基準監督局に連絡してみました。
 「不当解雇として徹底的に戦ってもいいケース」とかなり明確に言われました。
 が、しかし、戦っても狭いIT業界なので次同じ業界に行く場合にいろいろ後からウワサを立てられるケースがあります。
 現に私はそういうケースを見てきています。

・自分でも考えてみました。
 私の会社の評価の特徴としてわかりやすい例えができます(例えの内容は悪いですが)。
 自分の子供に万引きの容疑がかかったとします。
 普通の親なら「本当にやったの?」と一度は尋ねるでしょう。
 しかし、私の会社ではそのような場合尋ねることすらありません。そのまま「そ~いうやつなんだ」となります。
 しかも本人も知らないうちに。

・ありがたいこと
 その問題の派遣先で席を並べていた同僚(と言っても他社の方ですが)
 「そんなバカな話がありますかっ!」とすごく憤慨されました。
 あと後述しますが社内で私が面倒を見ていた連中が「いっしょに仕事をしていた時は本当に楽しかったです。またぜひと思っていたのに・・」と言ってくれたこと。
 まぁ・・・この辺は全員の総意かどうかはわかりませんけどw
 でも、これがせめてもの救いです。

そして5月31日
 会社にいくと、やっぱり「辞めてほしい」と言われました。
 6月末まで籍を置いて出社は無しで給料は払うということでした。
 予想通りの結果でした。
 もう何を言ってもこじれるだけだと思いましたし気持ち的に吹っ切れていたのでこちらも承諾しました。

ただ一つの心残り。
 派遣に出る前に私は会社で請負った開発の責任者をしていました。
 ただし人員は殆どその年の新人達。
 短期なのと客先の設計がずさんでとても大変なプロジェクトとなりました。
 もちろん新人達には大したスキルもなく、応援といっても社外の外注さんぐらい。
 本当はいろいろ教えたい事もあったけれども、自分も進捗や客先の会議打ち合わせに追われて殆ど放置状態となっていまいました。
 それでも出来栄えはともかくみんなよくやってくれた。
 私としてはそいつらに、「本当はこんなやりかたはちゃんとした開発じゃない、だからまたチャンスがあったらもう一度やろう」と言いました。
 それは会社を辞めることが決まる前まで言い続けた言葉です。
 しかし残念な事にそれは叶わない事となりました。
 これは今でも本当に残念です。

6月に入り・・・さらに状況は悪化(会社がね)。
 私個人は6月はもう休養を決め込んでダラダラと過ごしました。
 もちろん次を考えていなかったと言えばウソになりますが、その前の派遣期間を含めかなり精神的に疲れていたので敢えて考えずにすごしました。
 そうした時、会社の若い連中から次々と連絡が入りました。
 「仕事がない社員は自宅待機となりました」
 「もう別の会社を探すしかないかもしれません」
 何故すでに辞める定めにある私に言ってくるのでしょうか?
 私の会社では上司が居ません。
 何かしら仕事をしていればその時々のリーダーは居ますが、「上司は誰?」というとみんな「?」となっていしまいます。
 ですから話しやすい所に自然と話が流れてくるのです。
 これもおかしな話です。

 話を戻します。
 社内で仕事も無く遊んでいる社員は30名は居たと思います。(80名ぐらいの会社ですから40%ぐらい)
 社内で講習?技術育成?的な課題をしていると報告をすれば公的な助成金が得られる制度があるそうでそれで食いつないでいたようです。
 しかし、その制度の期間にも限りがあると聞いていましたのでついにそれが尽きたのでしょうか?
 私には真相はわかりません。
 とにかく社内のメンバーは全て自宅待機となるそうです。
 給料は6割。
 これで生活できなくなって自分から辞めたら「自己都合」退社になってしまうのでしょうか?
 そもそも6割とは「何に対して」の6割なのでしょう? 
 2月に2割減給となった給与の6割になるようです。
 すなわち2月以前の給料から換算すると80%x60%で48%になってしまいます。
 1月の給料の半分以下です。
 腑に落ちないのは2月の減給措置の時に社員全員が承諾書を書きました。
 そしてその契約書には「一年間の時限措置」と明記されていました。
 であれば100%が基準になってもよいように思います。
 この辺は詳しい方からコメントでも頂けるとありがたい話ですね。

そんなこんなで・・・
 結局まとめてみると。
 今派遣に出てて売上がある社員は継続雇用。
 なんか辞めさせる原因がある人は辞めてもらおう(私でしょうか? 理由不明ですが2月から私以外に数人辞めています)
 社内で遊んでいる人間は自宅待機(辞めていいからねっ! 今辞めないと失業給付金の基準単価がどんどん下がるよっ!)
 というような状況。

最後に。
 多分この会社は社員半減~1/3となって生き残るでしょう。
 他社の人から聞きましたが社長は200人ぐらいの会社を目指していたとか話ていたようです。
 もうそんな妄言は吐かないで欲しいと思う。
 社員を育てる事もできない、評価もちゃんとできない、組織もちゃんとできないような会社なら5人ぐらいのなかよし同好会でやってください。

そして本当の最後。
 今日を限りにこの話は終わりにします。
 明日からは次の事へ続けて行く事にします。

みんながんばれよ!

コメント(2)

終わりにした話にコメントするのもアレですが…

全部読んで思ったのは、栗さんの人柄がうかがえるなーってことw
こんなに濃い内容に対してのコメントとしてはふさわしくないんだけど、
とりあえず最初に思ったのは「栗さんはいい社会人」。

どこかでまたその方たちとお仕事できるといいね…!

いつもコメントありがとうございます。

ブログに書く内容というのは当然片方の意見なわけですから
客観的に見ると一方的な意見と取られるかもしれないですけどね。
私も反省すべきところは無いわけじゃないですし。
ただウソは書いていないつもりです。
その上で頂けた評価と思いありがたく頂戴します。

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